ぶりの魅力と栄養効果

ぶりは12月~1月が旬とされる青魚の一種です。成長に伴い呼び名が変わる「出世魚」として知られています。また成長や出世の象徴として縁起物としても使用されているため、お正月やお祝の席にもピッタリの食材です。

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ぶりをおいしく食べる!簡単調理法とレシピ

ぶりを美味しく摂取するための調理法をご紹介します。ここでは切り身の場合をお話します。

1.新鮮なものを購入すべし!

新鮮なぶりを選ぶと、生臭さが少なく美味しく食べられます。

【選ぶコツ】

  • 血合いの色が鮮やかな赤色
  • 身に透明感がある
  • 切り口がシャープでハリがある
  • ドリップが出ていない
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2.下処理をする

魚の生臭さのもとになる原因は、切り口が空気に触れて酸化するためです。ひと手間ではありますが、これを行うことで食べた際に生臭さが減り、グンと食べやすくなります!

【下処理方法】

  • 熱湯をかけた後、冷水で締める
  • キッチンペーパーで水気を拭き取る

栄養を逃さない調理法

血液サラサラのもととなるDHAやEPAは加熱すると油として溶けて流れてしまいます。煮汁ごと食べられる料理や、生食で楽しむのがおすすめです。

・おススメメニュー:刺身、カルパッチョ、漬け丼、お茶漬け、ぶり大根、ぶりの照り焼きなど

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~おすすめレシピ~

溶け出した栄養素を逃さず美味しく食べられる「ぶりの照り焼き」のレシピをご紹介!
詳細なレシピはこちら: ぶりの照り焼きリンク

ここがスゴイ!ぶりの栄養素

① 血液さらさら&脳を活性化する EPA と DHA

青魚に豊富なEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)は、体内で作られない脂肪の1つです。

【EPAの効能】

  • 血液中の脂質低下による高血圧や脂質異常症の改善
  • アトピーや花粉症などのアレルギー症状の緩和

【DHAの効能】

  • 血液中の脂質低下による高血圧や脂質異常症の改善
  • 脳神経組織の発育や機能維持
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② 抗酸化作用が強いビタミンE

「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEは、脂溶性ビタミンのため、油脂と一緒に摂取する方が吸収率が高くなります。

【期待される効果】

  • 老化防止、シミやそばかす予防
  • 血行促進(肩こりや疲れ目の改善)
  • 悪玉コレステロールの減少による動脈硬化の予防

③ 健康を支えるビタミンB群

エネルギー代謝を助けるビタミンB1(チアミン)や、健康な肌や髪を育てるビタミンB2(リボフラビン)を豊富に含んでいます。

④ 骨を丈夫にするビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の健康を維持します。野菜や果物には少ないため、ぶりは貴重な供給源です。

まとめ

  • ぶりの旬は12~1月の冬ごろ。
  • 新鮮なものを選び、下処理で美味しさをアップ。
  • 栄養素: DHA・EPA、ビタミンE、ビタミンB群、ビタミンD
  • 煮物や生食で栄養を逃さず楽しもう!

参考文献

  1. まごころケア食”冬が旬のぶり!栄養満点で脳を活性化させるブリ”.株式会社シルバーライフ.リンク(2024-12-28)
  2. ユーグレナ ヘルスケアナビ”ブリって身体に良いの?ブリに含まれる栄養素と期待できる嬉しい効果”. ユーグレナ.2021-11-24.リンク(2024-12-28)
  3. デリッシュキッチン.”料理の基本!ぶりの下処理”.デリッシュキッチン.リンク(2024-12-28)
  4. サントリーウェルネス”青魚のパワーの源 サラサラ成分 DHA・EPA(必須脂肪酸)って何?”.サントリーウェルネス.リンク(2024-12-28)
  5. サントリーウェルネス” DHA・EPAの効率の良い摂取方法”.サントリーウェルネスリンク(2024-12-28)