はじめに
長ネギは、周年で供給されていますが、もともとは冬が旬の野菜です。(11~3月)
「白ネギ(白い部分)」と「青ネギ(緑の部分)」に大きく分け、かつては、関東では「白ネギ」、関西では「青ネギ」が主に食べられていました。
今では全国で両方のネギが料理に合わせて食べられています。
そして、日本では薬用として風邪の引き始めに体を温め、喉の痛みを緩和させるものとして重宝されてきました。
今回は、冬の寒い日には欠かせない長ネギの栄養について紹介します!
緑の部分と白い部分があるのはなぜ?
長ネギは、土をかぶせて日光を当てずに育てるため白く、柔らかい部分が長いのが特徴です。日光が当たる部分は、緑色をしています。
長ネギの選び方
- 白い部分と緑の部分の境目がはっきりしているもの
- 白い部分の巻きがしっかりと固くみずみずしいもの
- 葉先から根本まで全体的に張りがあるもの
白い茎の部分がふかふかしているものは味が落ちてしまいます。
弾力があるかどうか触って確認してみましょう。
長ネギの保存方法
冷蔵庫に立てて保存するために、入る長さに切り分けましょう。
その際、湿らせたキッチンペーパーで包み、ラップで包むかポリ袋に入れることで乾燥を防ぎます。
長ネギの切り方
長ネギは、根元に近い白い方には甘みがあり、緑色にかけて辛みが強くなっていきます。
そこで、各部位の特徴を活かした切り方をご紹介します!
【繊維を活かして切る】
①繊維に沿って縦に切ると甘味が出る。
②繊維を断って横に切ると辛みや香りが引き立つ。
【白い部分の根本】
甘みが強く、繊維がしっかりしています。火を通すと、とろみが出ます。
切り方:せん切り、縦割り、輪切り、小口切り
料理:焼きネギ、冷奴、鍋、ぬた、麺類、スープなど
【白い部分の上部】
辛みと甘みのバランスが調和し、香りが良いです。下部に比べて繊維が細く、やわらかいのが特徴です。
切り方:斜め薄切り
料理:麺類、丼もの、焼きネギ、鍋、スープ、味噌汁など
【白と緑の境目の部分】
甘みと辛み両方味わえる部分です。内側にはワタがあり、ざっくり切っても軟らかい食感が楽しめるのが特徴です。
切り方:縦割り
料理:豚ネギ炒め、スープ、味噌汁など
【緑の部分】
辛みが強く、薬味として使用できます。
切り方:角切り、縦切り
料理:中華炒め、スープ、味噌汁など
今回は、ビタミンB1の吸収を助ける硫化アリルの働きを促すレシピです!👉長ネギの豚肉巻き
ネギの栄養素について
白ネギと青ネギを比べてみると、青ネギの方が、カルシウムは約2.7倍、ビタミンCは約3倍、β-カロテンは約26倍含まれています!
よって、青ネギ(緑の部分)にも栄養がたっぷり入っているので、青ネギも料理に使って食べるのがおすすめです!
①硫化アリル
ネギの香り成分である硫化アリルは、白い部分に多く含まれています。効果や働きについては以下の通りです。
【疲労回復】
ビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。ビタミンB1を豊富に含む豚肉、大豆など組み合わせることがポイントです。
- 疲労回復
- 睡眠改善
【血行促進】
体温を上昇させ、発汗促進により、血行を良くする働きを持ちます。
- 血流の悪さからくる肩こりや冷え性の改善
- ストレスの解消
【血栓予防】
血液をきれいにして血糖値を下げる働きがあります。
- 糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病予防
【胃の健康を保つ】
胃の消化液の分泌を促進します。
- 食欲増加や消化促進、胃腸を健康に保つ
②ビタミンC
ビタミンCは、ネギの緑の部分に多く含まれています。効果は以下の通りです。
- 免疫力を高める効果による、風邪症状の緩和や風邪予防。
- 活性酵素を消去する抗酸化作用による、動脈硬化予防。
- 皮膚のシミやしわを防ぎ、傷や炎症の治りをよくする。
水溶性のビタミンで熱に弱いので生で食べるとより効果的に摂取できます★
③ネギオール
ネギオールは、白い茎の部分に含まれています。殺菌作用があり、ウイルスに対する抵抗力を高めることができます。
まとめ
おいしい長ネギの選び方
- 白い部分と緑の部分の境目がはっきりしているもの
- 白い部分の巻きがしっかりと固くみずみずしいもの
- 葉先から根本まで全体的に張りがあるもの
保存方法
- 湿らせたキッチンペーパーで包み、ラップで包むかポリ袋に入れ、冷蔵庫に立てて保存しましょう。
切り方
- 部位ごとの甘み辛みの特徴に合わせた切り方と料理について紹介
長ネギの栄養素
- 疲労回復や血行促進、血栓予防が期待できる硫化アリル
- 免疫力を高めるビタミンC
- 殺菌作用がありウイルス抵抗力を高められるネギオール
