うなぎは、古くから日本で親しまれてきた魚で、海で生まれ川で育ち再び海へ戻るという長い旅をする不思議な生態を持ちます。
丑(うし)の日に「う」のつく食べ物を食べると夏バテしにくいという考えや、平賀源内(江戸時代)の工夫もあり、「土用の丑の日」にうなぎを食べる習慣が定着しました。
また、江戸時代に蒲焼という調理法によって香ばしく食欲をそそる料理となり、広く食べられるようになりました。
土用の丑の日は年によって1~2回あり、2026年は、7月26日の1回です。

うなぎ

うなぎにかける山椒はどんな役割があるの?

うなぎを食べるときにかける山椒は、香りづけの存在と思われがちですが、実は体にうれしい働きを持つ優れた薬味です。
特に脂の多いうなぎと組み合わせることで、力を発揮します!
山椒に含まれる香り成分(シトロネラールなど)は、うなぎのこってりとした脂による胃もたれを和らげます。他にも以下のような働きがあります。

【効果・効能】

  • 胃腸の働きを促し、胃もたれや消化不良の予防
  • 香りと刺激で食欲増進
  • 血行を促進させて、体を内側から温める
  • 抗菌作用があり、食中毒予防の一助となる
  • 風味を引き立てて、うなぎのおいしさを高める

よって、山椒は爽やかな香りとピリッとした刺激が味にアクセントを加えて、料理の価値を高める心強い存在なのです🌟
今回は、スタミナ食として親しまれているうなぎの栄養について紹介します👀✨

おいしいうなぎの選び方と食べ方

選び方

  • 身がふっくらしていて、厚みのあるもの
  • 表面にツヤがあり、乾燥していないもの
  • 蒲焼の場合は、タレが均一に絡んでいるもの

市販うなぎのおいしい食べ方

おいしく焼き直す方法

①うなぎ表面のタレを軽くふき取る
②電子レンジで30秒~1分加熱
③魚焼きグリルやオーブンで2~3分焼く (→タレが香ばしくなり、余分な脂が落ちても食感も向上🆙)
④仕上げにタレを塗ってさらに1分加熱して完成

パリパリふっくらする温め方

①アルミホイルで包み酒をふる (→蒸気の力で身がふっくらと仕上がる👀)
②グリルやトースターで蒸し焼き (→フライパンでも食感と香りが際立つ◎)
③最後に皮目を強火で焼く (→パリパリ感が生まれる✨)
④タレを塗って再加熱し完成

今回は、消化を助ける長いもを一緒に使った夏バテ防止うなぎのレシピです!👉うなぎと長いもの磯辺焼き

おいしい

うなぎの栄養について

①ビタミンA

うなぎは、油脂に溶けて体内に蓄積される脂溶性ビタミンのビタミンA(レチノール)を豊富に含みます。
うなぎの蒲焼1切れ(約100g)で含有量1500μg含まれていて、成人の推奨摂取量(男性約900μg、女性約700μg)を十分に満たします。

【効果・効能】

  • 肝臓の働きを助ける
  • 目の健康(視力)維持

→網膜で光を感じるロドプシンの主成分であり、日々の視力においてカラーで見分けることができる仕組みに関係している。
特に暗い場所での視力をサポート!

  • 乾燥やバリア機能低下を防ぐ

→皮膚や喉、腸などの粘膜を正常に保ち、肌トラブルを回避・風邪予防

  • 悪玉コレステロールを減らす・細胞の老化予防・動脈硬化の予防


※過剰摂取に注意
脂溶性で体内に蓄積されるビタミンAの過剰摂取は、以下のリスクがあります。

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 肝機能障害
  • 妊娠中は胎児成長への影響リスクが上がる

特に、ビタミンAサプリを使っている人は注意が必要です。

②DHA・EPA(特に青魚に含まれる)

DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、魚に多く含まれるn-3系脂肪酸(オメガ3)で、体内でほとんど合成ができないため、食事からの摂取が必要です。

【効果・効能】

  • 血液・血管の健康維持
  • 炎症性物質の産生を抑制
  • →生活習慣病や関節炎を予防

  • 脳、神経機能のサポート
  • →DHAは脳や神経の構成成分であることから、認知機能を維持し、記憶・学習のサポートを行う。アルツハイマー型認知症の予防にも◎

  • 視力の回復に役立つ
  • アレルギー症状を緩和
脳

③ビタミンB群:水溶性ビタミンの総称

主な種類:B1、B2、B6、B12、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン
【効果・効能】

  • エネルギー代謝のサポート→疲労回復、集中力向上
  • 皮膚、神経、血液の健康維持

★夏バテ対策、スタミナ食と呼ばれる意味★
①ビタミンAの粘膜・免疫維持 ②DHA・EPAの血流改善 ③ビタミンB群のエネルギー代謝
この3つにより、夏に不足しやすい栄養素を効率よく補えるため。

まとめ

2026年の土用の丑の日は、7月26日
うなぎを食べるときにかける山椒には、胃もたれや消化不良の予防、食欲増進、血行を促進、抗菌作用、風味の効果がある。

選び方

  • 身がふっくらしていて、厚みのあるもの
  • 表面にツヤがあり、乾燥していないもの
  • 蒲焼は、タレが均一に絡んでいるもの

市販うなぎの調理方法
○おいしく焼き直す方法

  • 電子レンジと魚焼きグリルやオーブン使用 →タレが香ばしくなり、余分な脂が落ちても食感も向上

○パリパリふっくらする温め方

  • アルミホイルで包み酒をふる →身がふっくらと仕上がる
  • 最後に皮目を強火で焼く →パリパリ感が生まれる

栄養素の効果・効能

  • ビタミンA
  • …肝機能維持、目の健康、皮膚や粘膜の保護、動脈硬化の予防 ※過剰摂取に注意

  • DHA、EPA
  • …血液・血管の健康、炎症抑制、脳・神経機能のサポート(アルツハイマー型認知症予防)、視力回復、アレルギー症状緩和

  • ビタミンB群
  • …疲労回復、集中力UP、皮膚・神経・血液の健康維持

参考文献

  • 日本の伝統.“土用の丑の日とは?うなぎを食べる理由と由来をやさしく解説”.暮らしと日本の文化.リンク(2026.3.27).
  • 豆知識.“全国の70%の人が知らないうなぎの蒲焼きと白焼きの違いはなに?”.おうちうなぎ.リンク(2026.3.27).
  • 博多名代 𠮷塚うなぎ屋.“うなぎの焼き方を炭火で極上のレシピと失敗しない焼き加減完全ガイド”. 博多名代 𠮷塚うなぎ屋.リンク(2026.3.31).
  • 読む栄養コラム.“ビタミンAってどんな栄養素?効果と摂取方法について徹底解説!”.栄養手帳.リンク(2026.3.30).
  • わかさ生活.“若さの秘密 ビタミンA”.わかさ生活.リンク(2026.2.4).
  • わかさ生活.“若さの秘密 DHA(ドコサヘキサエン酸)”.わかさ生活.リンク(2026.3.30).
  • わかさ生活.“若さの秘密 EPA(エイコサペンタエン酸)”.わかさ生活.リンク(2026.3.30).