バナナは熱帯地域から輸入されるため流通が安定しており1年中販売されています。そのため比較的値段もお手頃で身近な果物の一つです。
”バナナは栄養が多い”と言われていますがどんな栄養が多く含まれているのでしょうか。

おいしく食べる!
バナナの選び方
鮮度が良いものを選びましょう。
- 付け根から先端まで、ずんぐりと太いもの
- 軸(バナナが連なっている茶色い部分)の両端が切られている
- 日持ちしたい時は青みがあるもの、すぐ甘い物を食べたいときは全体が黄色になっているもの
- 少し硬めのものを選ぶ
全体的に太いものの方が甘い傾向にあります。販売されているバナナは1房で5本程度ですが、収穫前は1房で15本になっています。
1番甘いと言われているものは真ん中辺りのため、房が両端切られているバナナの方が甘いです。
青みのあるバナナは未熟な状態で甘みが少ないです。日が経つにつれて黄色くなり甘みも増すため、食べたいタイミングを考えて購入しましょう。
硬さはふにゃふにゃしていると柔らかすぎて完熟しきっているため、購入後にすぐ食べないと傷んでしまう場合があります。
また表面に傷がある物は傷みやすいです。少し硬めの傷がないものを選びましょう。
バナナの皮の黒い点々は何?
購入してからしばらく置くと、皮に黒い点々ができます。これはシュガースポットです。
腐っているわけではなく、熟している目印です。ただし軟らかくなってきているため、
軟らかいバナナが苦手な方はシュガースポットが出始めるころに食べるのがおすすめです!

バナナの保存方法
- バナナを袋から取り出す
- 直射日光の当たらない14~20度くらいの風通しの良い場所
- カーブしている部分を上して山型に伏せておく
バナナを長持ちさせたいときは、常温で好みの状態に追熟させてから新聞紙やビニール袋にくるんで冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。
新聞紙でくるむと湿度を程よい状態に保ち、冷気が直接バナナに当たるのを防ぎます。
食べる時は冷蔵庫から出した直後よりも、しばらく常温に置くと甘味が感じられます。
ここがスゴイ!バナナの栄養素
バナナには、体に嬉しい栄養素が豊富に含まれています。
バランスよく糖質が含まれている
バナナにはすばやく吸収される糖と、ゆっくりと吸収される糖の2種類が含まれています。
そのおかげで消化吸収が緩やかで腹持ちがよいため、スポーツ時や体が弱っている時にもおすすめです!
ビタミンB群が豊富
バナナに含まれるビタミンB群は主にエネルギー代謝を円滑にする役割を果たしてくれます。
以下の効能が期待されます。
- エネルギー代謝を助けたり、疲労回復に繋がるビタミンB1
- 健康な肌や髪を育てるビタミンB2・B6
- 皮膚や粘膜の保護をするナイアシン
- 赤血球をつくる葉酸
便秘予防に最適
バナナの水に溶けずらい不溶性食物繊維により、便のかさを増やし腸の動きが活発になる効果が期待できます。
また食物繊維と同じ働きをする消化しづらいでんぷん(難消化性でんぷん)が含まれており、
これはエネルギーになりにくく、大腸に届いて便の傘を増やしたり、腸内の善玉菌のエサになる働きがあります。

トリプトファンが豊富
セロトニン(幸せホルモン)の合成材料になるトリプトファンが含まれています。トリプトファン+ビタミンB6によりセロトニンができます。
バナナにはこの2つを同時に摂取できるため以下の効果が期待できます。
【セロトニンの効能】
- 幸福感が増す
- ストレスを感じにくくなる
- 快眠が得られる
- 脳の活性化(集中力UP)
まとめ
- バナナは軸の両端に切った後があるものを選ぶ
- 甘いものを選ぶ時は、全体的に黄色味がかっており、シュガースポットが食べごろの合図
- 以下が豊富に含有
- バランスのよい糖質
- 疲労回復やエネルギーの代謝を助けるビタミンB群
- 便通改善につながる食物繊維や難消化性でんぷん
- 幸せホルモンの材料のトリプトファン